顧客事例

顧客事例

1 1ページ目 2ページ目 3ページ目 4ページ目 5ページ目 次のページへ

生産性向上へのいっそうの貢献をめざす


これまでご使用いただいているLS-DYNAに加えてHYCRASHの導入に踏み切られたのはどのような理由からですか?

粟野マネージャー:
実は2000年ごろでしたか、当時の日本総研さんから現在のHYCRASHのようなものを作りたいのだが、と協力を依頼されたのが当社でした。しかし、残念ながらご協力できませんでした。というのも当時は、開発や生産関係者が一体になって解析プログラムを作るには技術的なハードルが高く、自分たちでやれるとは思えなかったのです。また解析部門とプレス部門の意見が十分に擦り合わせられる状態になく、さらに当時は衝突解析については検証要素が少なかったことも一因でした。
CAEルーム しかし、衝突解析精度の高さを求める動きが強まり、LS-DYNAはもちろん、加工硬化を取り込んだHYCRASHの有効性が非常に高まってきました。

衝突解析では、プレス成形時の残留ひずみと板厚の変化をとらえるプレス成形解析を行い、これを衝突解析モデルに反映して衝突解析を行う方法がありました。しかし、この方法では1部品ごとに衝突解析並みの計算時間がかかるだけでなく、解析結果を衝突解析モデルに反映する手段も複雑でした。
一方HYCRASHは、加工した後の製品形状から成形解析結果を導き出し、これを衝突解析モデルにそのまま利用することができます。数百の部品の成形による影響を1時間程度で計算できるのは、実に効率的です。しかも解析結果は、実際の実験結果にきわめて近い。つまり、設計段階でプレス成形の詳細な情報を必要とせずに成形性を考慮できるのです。

解析プロセスの改善による開発の効率化などへの貢献は、具体的に数値化されているのでしょうか?

勝丸部長:
試算はしていますが、そうした金額以上のものがあると考えています。もはや材料と、その加工による影響を無視しては安全性能を高められません。解析の精度が向上して材料を薄くできれば軽量化と燃費の良い車が開発でき、得るものはいっそう大きくなります。また精度の向上は、開発期間の短縮化にも大いに貢献します。
CAEのエンジニアは、LS-DYNAによるプレス解析だけでなく、HYCRASHによる成形解析のそれぞれがどのような意味を持っているのかを知ることが最も重要であり、それが開発に対する大きな貢献につながると考えています。
当社ではHYCRASHの解析結果を生産技術者にも見てもらっています。その意味は大きいですね。生産の方からも加工硬化に対する取り組みを促し、できれば部品加工でも、意図して加工硬化をつかめるような形になれば理想です。

部品サプライヤー様への展開についてはどのようにお考えですか?

粟野マネージャー:
現在各メーカー様にはデザインインとして、開発日程の極初期段階から携わっていただいています。解析分野でも同様に進めるべく、サプライヤー様での解析を相互に確認したり、サプライヤー様で作成していただいた解析モデルを活用させていただいて、車両開発に取り組もうとしています。HYCRASHもこうした活動の中で、双方が作成したデータをやり取りして共にメリットの多い体制が構築できるように考えています。

エンジニアの実力を高めるCAEへ→

(2008年12月取材)


本ページ上に記載または参照される製品、サービスの名称等は、それぞれ所有者の商標または登録商標です。
当コンテンツは掲載した時点の情報であり、閲覧される時点では変更されている可能性があります。また、当社は明示的または暗示的を問わず、本コンテンツにいかなる保証も与えるものではありません。

関連リンク
-LS-DYNA

ご興味をお持ちの方は、お気軽に下記までお問い合わせください。

お問合せ:
株式会社JSOL エンジニアリングビジネス事業部
東京   Tel:03-5859-6020 Fax:03-5859-6035
名古屋 Tel:052-202-8181 Fax:052-202-8172
大阪   Tel:06-4803-5820 Fax:06-6225-3517
E-Mail: cae-info@sci.jsol.co.jp

印刷用はこちらからPDF
1 1ページ目 2ページ目 3ページ目 4ページ目 5ページ目 次のページへ

ページトップへ戻る

JSOLへのお問い合わせ

関連ソリューション

関連インタビュー

三光合成株式会社様導入事例

構造解析受託サービスを利用して高機能な樹脂部品を開発

富士テクノサービス様導入事例

コンサルティング導入の背景とその狙いや効果、今後の展開などについてお話を伺いました。

最新の事例

日清オイリオグループ株式会社様導入事例

基幹システム最適化プロジェクト

特集

特集SAP

SAP ERPの豊富な導入実績があり、企業の業務改革を総合的にご支援します。

特集Biz∫

人とシステムの融合による業務効率化を目指し、あらゆる企業の変革を迅速かつ確実に実現します。

特集オムニチャネル

コンサルティングからソリューションまでオムニチャネル化に向けた最適なご支援を提供します。

特集JSOLアグリ

農業生産に係る数理計画を中核に、農業生産者の経営指標の見える化と収益拡大を実現します。