• AIを利用した与信管理業務の高度化/効率化

  • 変化の予兆を察知した迅速な企業支援

SDGsへの貢献

近年、金融機関を取り巻く環境が大きく変化し、従来以上にリスクを正確に把握、分析することが求められています。また、金融庁の金融緩和施策により、金融機関が積極的な融資が行えるよう環境を整備し、企業への資金繰り支援を後押しすることが求められており、継続的な企業支援の重要性がますます高まっています。
しかし、これまでの金融機関の与信管理業務においては、取引先企業の業況変化検知のタイミングが遅れる、人手による膨大な作業、検知精度が出ないなどの課題がありました。変化の予兆をタイムリーかつ効率的に検知することができれば、経営改善支援の早期着手や資金需要の把握に活用するなど、迅速な企業支援が可能となります。
このような状況に対し、JSOLはAI(機械学習)を利用したFinCast業況変化予測による、金融機関の与信管理業務の高度化支援を通じて、地域経済の成長に貢献しています。

当社の取り組み

JSOLは、AIを活用して取引先企業の口座情報等の動態データを分析し、タイムリーに取引先企業の業況の変化を検知するFinCast業況変化予測を、株式会社三井住友銀行と共同開発しました。
企業の評価は決算書を用いて行うことが多いですが、決算書は基本的に年に1回の更新となるため、これまでは企業の業績をリアルタイムで知ることは困難でした。FinCast業況変化予測では、AIが取引先企業の口座情報の動きを分析するため、従来の取引先企業の決算書など、財務データを用いて業況の変化を検知する仕組より早く、業況の変化を検知することが可能になります。それにより、タイムリーに当該企業に対し事業支援・改善に向けた積極的な提案を行うことが可能となります。

クラウド型水位計(日本アンテナ様ご提供)

社会への視点

金融機関においては与信管理業務の高度化、並びに取引先企業では事業の多角化や新規ビジネスの開拓、他社との新たな連携といった工夫対応が求められています。多種多数の企業を取引先にする金融機関には、アドバイザーの役割を求めるニーズも高まっています。FinCastを活用することで、融資先への事業支援・改善に向けたプロアクティブなご提案を行うなど、より高い付加価値の提供が可能となり、健全な経済成長に貢献できます。

FinCast業況変化予測の活用例

営業店の行員がFinCast業況変化予測の分析結果を基に、取引先企業へヒアリングを行うと、「新しい事業を始めようとして、手元資金が不足している」ということが分かることがあります。このように分析結果を営業店に還元することにより、新規事業についてタイムリーな融資などの支援や販路拡大のためのコンサルティングにつながり、ビジネス機会の拡大となるケースもあります。
またAIが自動で分析を行うことにより、これまで人手に頼ってきた与信管理業務について、効率化を実現することができ、行員の負担を減らす一方で、本来人でしか行えない作業に注力することが可能となります。

JSOLは、今後もFinCast業況変化予測のレベルアップ、機能拡張等を通じ、金融機関の支援、さらには社会全体の企業の活性化に向け努めていきます。