• 労働力不足の解消

  • 生産性向上

  • 自動化による品質向上(ミスの防止)

「ロボット」というと二足歩行のロボットを思い浮かべる方も多いかと思いますが、RPA(Robotic Process Automation)は、PC等を用いて行っている一連の業務を自動化できる、ホワイトワーカーのための「ソフトウェアロボット」です。
近年、人的資源の有効活用を目指す企業では、働き方改革など、生産性向上に向けた取り組みの一つとして、業務をRPAやAIなどに置き換え、自動化・効率化を図ろうとしています。

RPAは複雑なプログラミングを学ぶ必要はなく、人間が行う業務の処理手順を操作画面上から登録しておくだけで、業務自動化を実現できるといわれています。しかし自動化・効率化を一朝一夕に実現することは困難であり、一部の定型作業に閉じた自動化に留まり、期待した程の成果を上げられていない企業が多いのが現状です。

当社はSAPやBiz∫を活用した大規模基幹システム刷新プロジェクトに数多取り組んで参りました。このような大型プロジェクトを遂行する中で、業務設計や業務プロセス(BPM)を最適化するノウハウを獲得しました。自動化に取り組むお客さまに対してもツール先行ではなく、業務プロセスに着目し、お客さまの指向する自動化の内容・範囲に応じたご提案ができるよう、メニュー化を進めています。

こうした問題意識に基づき、JSOLは、継続的な業務効率の向上と、働き方改革を含む人的資源の有効活用を目指す企業の活動を支援するため、業務プロセス自動化を実現するサービスとして、「JSOL SmartPRAS」を提供しています。

RPA導入効果と新たな課題

“定型作業の自動化”から”業務自動化”へ

JSOLでは、業務プロセスの自動化状況を自動運転のレベルになぞらえて定義しています。

単発で定型の作業を自動化するレベル1の段階から、一足飛びに完全自動化のレベル5に進むことはできません。
人間が定型的に判断してきた部分をRPAに任せていくには、業務プロセスの現状を把握し、業務の標準化を行いながら計画的、段階的に自動化レベルを向上していくアプローチが必要です。

JSOLが考える業務プロセス自動化レベルの定義と技術要素

働き方改革を推進されている大手オフィス家具メーカー様の事案では、JSOL SmartPRASのコンサルティングサービスを活用し、RPA統合環境を構築しました。入金引き当て業務、受注登録作業などの自動化を全国の部門に展開し、2019年11月時点で34,800時間の工数削減を達成しています。

この実行環境は、全国展開やRPA実行端末の増加へといった利用拡大に耐えられるよう、クラウド上に構築し、RPAの管理・統制を運用管理ミドルウェアと連携させて行うことで、実行シナリオの統合管理と大規模な利用への柔軟な対応を可能としています。

このように実績のある様々なソフトウェアやクラウド技術を組み合わせて一連の環境を構築していけるのが当社の強みです。また培ってきた知見に基づき、本プロジェクトでの各適用業務のガイドラインを制定し、そこで定めたルールを組織運営の中に組み込み、一連のプロセスを手順化することで、継続的な効率化の推進ができるようにしています。

業務自動化プラットフォーム

社会への視点

日本では、世界でも類をみない少子高齢化の進展とともに、生産労働力の減少が年々深刻化し、人手不足をいかに速やかに補完するかは、近年大きな課題とされてきました。RPAは、金融をはじめ商社、サービス、流通、小売、インフラ、製造、不動産、自治体など広範囲な分野の業務自動化・効率化に対応できる技術として大きな可能性を秘めています。

また導入により生まれた時間やマンパワーを、より創造性が求められる分野に充てることは、品質や生産性の向上だけでなく社員満足度の向上にもつながります。

「JSOL SmartPRAS」は、業務ライブラリの拡充を継続的に行うことで独自性の高い業務への展開を進め、またAI、OCR、やIoT(センサーデバイス)などの関連サービスとの連携を強化し、業務自動化プラットフォームを軸としたエコシステム構想を継続して推進します。