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事業継続性を確保するDR(ディザスタリカバリ)サイト構築の最前線

災害大国日本で高まるシステム寸断のリスク

激しく変化するITトレンドを、企業が自前のスタッフで追い続け、専門スキルを向上させていくことには限界がある。そのために、各分野で最良のハードウェアやソフトウエアを選び、それらを複数のベンダーに分散してシステムの構築・運用を任せる「ベスト・オブ・ブリード型」のアウトソーシングを採用する企業が増えている。

だが一方で、ベンダー任せとなってオーナー企業であるのにシステムの実態を把握しきれない、いわゆる「ブラック・ボックス現象」も起きている。リスクマネジメントや内部統制構築の必要性が高まるなかで、こうした新 たな課題を解決するために、オーナー企業のパートナーとして、ベンダーのパフォーマンスを評価する「SLA(サービス・レベル・アグリーメント)」を策定 したり、実際の管理・評価活動までも一手に引き受ける「VMO(ベンダー・マネジメント・オフィス)」の役割が高まっている。

「当社は、ビジネス変革についての豊富なコンサルティング経験を持ち、オーナー企業の考え方を熟知したVMOサービスを提供しています」と語るのは日本総研ソリューションズ産業事業本部 戦略アウトソーシングチーム・マネジャーの狩野英則だ。

VMOの構図

「日々の業務のシステムへの依存度が高まり、もはやシステムなしに業務は動かない状態になっています。しかし、構築したシステムを十分に有効活用して、真の意味でビジネス・プロセスの変革を成し遂げられている企業は多くありません。わたしたちのチームは、システムの運用・管理を受託するだけでなく、VMOとして既存のシステムの改善点やベンダーのパフォーマンス向上策を検証し、導入当初の目標を達成するまでシステムを徹底的に活用するお手伝いをしています」
VMOとしてオーナー企業と密接に連携する中で、最近、オーナー企業から特に検討を依頼されることが多くなってきたのが、災害に対応したシステムのバックアップ環境である「DR(ディザスタ・リカバリ)サイト」の構築だ。
企業内では主要なものだけでも、ERPやCRM、SFA、EDI、電子メール、インターネット接続など様々なシステムが稼働している。今や、どのシステムが欠けても業務が寸断されるまで依存度が高まっている。ただし、そのバックアップ環境を構築することは、単純にシステムの“クローンサイト”を作れば良いというものではない。クローンサイトという考え方は分かりやすいが、構築や運営・管理には膨大なコストがかさみ、二重投資になりかねない。また、クローンでなければバックアップしていることにならないのかといえば、そういうものでもないのだ。

狩野は、「ご承知の通り、日本は地震が多く、台風などによる風水害も多い災害国です。これだけシステムへの依存度が高まる中で、災害被災時であっても、いつもと変わらないように業務を維持するためにもDRサイトの構築は喫緊の課題になっています。わたしたちソリューション・プロバイダーには、DRサイトの効率的な構築・運営の方法だけでなく、新たな業務革新につながるようなDRサイトの仕組みづくりが問われています」と解説する。
狩野らのチームが中心に昨年、大手菓子メーカー・カルビー株式会社のために構築したDRサイトは、投資コストを極小化し、同社の事業戦略ともマッチするものだった。その概要を紹介しながら、「成功するDR」のポイントを探ってみることにしよう。

(2007年03月現在)

VMOとしてカルビーのDRサイトを構築→


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