特集

特集

インタビュー

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 先頭のページへ

高度な技術力を要するパフォーマンス・チューニング

最後に、川井が新しいシステム評価の手法、つまりシミュレーション技術の確立に取り組むようになったいきさつを紹介しておこう。大規模システムが抱える課題の一端を理解していただけると思うからだ。

川井は1999年に日本総研ソリューションズに入社し、これまで10程度のプロジェクトにかかわってきた。まず金融関連のセクションで、金融機関のシステム構築にかかわり、1年に1件ぐらいの割合でプロジェクトに参画してきた。金融機関は仕事の公的性故に、システム構築では非常にシビアな要求が重なる。
「決して大げさではなく、絶対に失敗が許されない分野です。このボタンを押せば何億円かが一度で移動する、なんていうプログラムを書くのは身震いがします。金融機関には非常にしっかりとした運用ポリシーを持っておられるところが多く、学ぶべきことが多いですね」と語る。

2005年からは技術本部に移り、基盤技術屋としての活動に専念している。特にパフォーマンスチューニングに従事することが多い。システム開発の最終工程では耐久テストを設け、システムの性能評価を行うが、この工程になって当初は予測しえなかった課題に直面することがある。これはシステム構築では珍しい話ではない。そこに登場するのが、高度な専門知識を備えた「ITスペシャリスト集団」だ。

川井 雅之

いったいどこに問題があるのかをハード、ソフトの両面から探り、期待通りのパフォーマンスが発揮されるように改善を加えていく。システム構成そのものの変更は難しいので、チューニングはまさにITスペシャリストの腕の見せ所となる。

「期待通りのパフォーマンスが出ない原因が何処にあるのかを外科医の心境になって、問題を発見していきます。システムの最上位に位置するアプリケーションに問題がある場合は、時間的な制約を踏まえ、解決策を見出すことがわたしたちには求められています。アプリケーションは業務に即してカスタマイズをしていますので、業務の機能を保障しなながら、解決策を探る必要があり、難易度の高い作業と言えます」
そうした苦労を重ねてきただけに、システム構成の決定にあたってシミュレーション技術を利用した評価や予測は、自らの仕事の精度をさらに上げてくれると考えているのである。

「性能というのは定量的に測れるのでゴールが定めやすく、投資パフォーマンスも明確になるのがおもしろいですね」と語った後、次のように言葉を続けた。
「当社には3つの強みがあり、それを生かせるからおもしろさも追求できるのです。つまり、各種の業務知識が豊富で新しい技術とのミックスに熱心であること。ERPに強い総研であること。そして科学技術計算なども含めた大規模システムの構築経験が豊富で、そうしたノウハウを利用できるだけでなく、若手にもしっかりと受け継がれているのです。お客様にベストなシステムをご提案するためのシステム評価手法の確立は、まだ取り組みが始まったばかりですが、求められているものをお届けできるよう最善を尽くしたいと思っています」

(2007年06月現在)


※本ページ上に記載または参照される製品、サービスの名称等は、それぞれ所有者の商標または登録商標です。

※当コンテンツは掲載した時点の情報であり、閲覧される時点では変更されている可能性があります。また、当社は明示的または暗示的を問わず、本コンテンツにいかなる保証も与えるものではありません。


  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 先頭のページへ

ページトップへ戻る

JSOLへのお問い合わせ

最新のインタビュー

グローバルの視点でSCMを改革する

"グローバルERPの導入に必要な方法論や手法を体系化して数々のグローバルプロジェクトを手がけきたアプリケーションコンサルタントをご紹介します。

特集

特集SAP

SAP ERPの豊富な導入実績があり、企業の業務改革を総合的にご支援します。

特集Biz∫

人とシステムの融合による業務効率化を目指し、あらゆる企業の変革を迅速かつ確実に実現します。

特集オムニチャネル

コンサルティングからソリューションまでオムニチャネル化に向けた最適なご支援を提供します。

特集JSOLアグリ

農業生産に係る数理計画を中核に、農業生産者の経営指標の見える化と収益拡大を実現します。