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基幹システムを入れ替えるだけでは問題解決につながらない「自治体のITガバナンス確立に向けて」

貴市は“なぜ”基幹システムを再構築するのですか?

現在、全国の多くの自治体が基幹システムの見直しに取組んでいる。当社でも「どのように見直したらよいのだろうか?」と自治体から相談を受ける機会や、見直し支援関連のコンサルティング業務を受託することが大幅に増加している。

自治体の基幹システムは、住民基本台帳を中心に税務や国民健康保険などの住民の生活に不可欠なサービスを支えている。そのため、これまで多くの自治体では、大型汎用コンピュータを利用したシステムが、その処理能力、信頼性などの観点から選択されてきた。

その後、オープン技術の進展・普及は目覚しく、行財政改革の推進が叫ばれるなか、国を挙げての「脱レガシーシステム」の動きも活発化している。自治体の基幹システムについても、長年運用されるなかでそれぞれ問題を抱えており、何らかの見直しが求められるようになるのも必然といえる。

しかし、見直さなければならないのは、本当に基幹システムであろうか。
自治体(X市)のご担当者(Yさん)と、筆者(高橋)の間の会話を通して考えてみる。
(※フィクションであるが、いくつかの事例を基に構成したものである。)

Yさん 「我がX市では、この度、基幹システムの再構築を行うことになりました。いま、どのように進めればよいのかを、検討しているところです。日本総研ソリューションズさんだったら、どんな支援をしてもらえますか。」
高橋 「ご提案する前にうかがいたいのですが、貴市はなぜ基幹システムを再構築するのですか。」
Yさん 「問題はいろいろあるのですが、まずはコスト削減です。助役が『大型汎用コンピュータはコストが高い。オープン系のパッケージで再構築して安くなった。』という話を他市から聞いてきて、私は、『いや、そんな単純な話ではない。』とは言ったんですが、もう上層部で決めてしまいました。」
高橋 「なるほど。でも、現行の基幹システムのコストは本当に高いのですか。全庁の情報システムの経費は全体でいくら掛かっているのですか。」
Yさん 「基幹システムの経費は、Z社への委託費用が中心で年間約○億円で、ちょっとした改修作業でも結構な費用を請求されます。Z社と随意契約するしかないので、高いのではないかと思っています。それ以外の情報システムは、IT部門では所管していません。X市では業務主管部門が予算をとって契約しますので、全体の経費は正確には分かりませんね。」
高橋 「そうですか。では、まず基幹システムのコストが本当に高いのか、コストが高いとすればなぜ高いのかを明らかにしなければ、どんな見直しが有効なのかがわかりませんね。Z社はなぜ高額の費用を請求するのでしょう。」
Yさん 「確かにやむを得ないところもあるんです。業務主管部門は好き勝手なことを求めるし、システム間の連携も複雑で思わぬところで改修の影響が出たりします。IT部門も人手不足なので、対応はZ社にほとんどお任せせざるを得ません。・・・」

(2007年09月現在)

基幹システムの問題の多くは、自治体が作り出したもの→


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