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新規システムではアプリケーション更新の2〜3年先をにらんで基盤をつくる

システム基盤の評価と運用管理、効率化は企業にとって重要な問題になってきている。企業合併のような"有事"にとどまらず、"平時"においてもTCO(トータル・コスト・オブ・オーナーシップ)の削減に直結しているからである。

濱 純一郎

基盤システムとは、サーバーやネットワークなどの認証、セキュリティーといったシステムの根底にある仕組みをいう。いわば、システムのインフラ部分である。データを処理するアプリケーションと直接には関係はないが、一方でアプリケーションが動くための基盤を提供している訳で、基盤システムの構築にはアプリケーション開発も見据えた両にらみの視点や技量が求められる。

新規システムの開発ではまず、第三者としてお客様の目線で設備について評価する仕事から始まる。「アプリケーションがバージョンアップしたりするたびにハードウエアも更新するようなIT投資はできません。何年先を見据えてハードウエアを選ぶべきかを予算などとの兼ね合いで考えていきます。たとえば接続できる回線数をどれぐらい確保しておくかといったテーマがあります。アプリケーションの更新よりも、もう少し先、そして広く見ているわけです」

実際のシステム構築でも、抑え所は他の開発と違っている。たとえばアプリケーション開発は、お客様が実現したい事柄の実現のためにゼロから始まる。しかし基盤構築では、抑えるべき所を探り、技術レベルや製品などの最適な組み合わせを決める。いわばアセンブリングのイメージである。
「ハードウエアベンダーが、『これでリクエストにお応えできます』と胸を張ったとしても、『本当かな』とかぎ分けられなければなりません。お客様の要望を理解していますから、『その内容では想定しているよりも早く陳腐化して、お客様に新たな負担を強いることになるのではないか』などと突っ込んで、そのうえでベンダーと一緒に作り込んでいくのです」

通常、新規のシステム開発には2年ほどの時間がかかる。システムの要件企画・定義から基盤づくりまでが約1年。システム上で稼働するアプリケーションづくりと調整に1年といった具合だ。その際、アプリケーションに基盤システムを合わせていくような構築ならば基盤構築の担当者は楽だが、濱は、「それは本末転倒だ」と一蹴する。
お客様の業務を直接的に支援するのはアプリケーションだが、個々のアプリケーションがバラバラに構築されたのでは、利用者は返って混乱する。基盤システムが、全体システムとして統合化・共通化を図ることで、利用者の操作性の確保と開発・運用コストの最適化が可能となる。濱は、「基盤システムが前面にしゃしゃり出る必要はないが、締めるところは締めて最適化を図る必要がある」と断言する。

(2008年06月現在)

既存システムの"延命"でも基盤システムが鍵を握る→


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