特集

特集

インタビュー

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

PMとしてさらなる人材活用・育成支援システムの高度化に挑む

システム構築プロジェクト全体の進行に深く関わり、強い権限を備えるが、同時にプロジェクトの進行についての深い見識、マネジメント力が問われるプロジェクト・マネジャー(PM)。それ故にPMは、プロジェクトの成否を握るとさえ言われる。JSOLでは「ITプロフェッショナル」職の一つとして「プロジェクト・マネジャー」を認定している。今回と次回、2人のPMを通じてPMの仕事の現場や求められるリテラシーなどについて探った。今回は、人材活用支援・育成システムの構築に取り組むERP開発本部第1・第2ERP総括部HCMソリューション課長、久富克之の活動を紹介する。

 久富が課長を務めるHCMソリューション課のHCMとは、Human Capital Management(人的資本の管理育成)、つまり従業員の能力を活性化してビジネス成果へとつなげる人材育成支援を意味する。具体的には現在、PMとして大手企業の人材活用と育成支援システムの構築を指揮するほか、7社のシステムサポートの管理も担当している。

 「人事部門のIT活用は、従業員の個人情報や給与情報の管理などにとどまらず、スキル管理や目標管理、評価との連動など、人事業務と人材育成を積極的に絡めていく流れが主流になってきました。従業員との面談内容のドキュメント化でも、書式をある程度標準化して定性的な評価を公平、公正な定量的評価に置き換える工夫が求められています」

  たとえば、将来の幹部候補生を早く発掘して中・長期的な育成策を施す「サクセッション・プラン」などとの連携が模索されている。次世代リーダーとして必要なスキルを設定し、イノベーションをリードできるような人材をいち早く発掘する。その際、抽出された人材の背景にある力量について、他の人が納得できるようなデータ(根拠)も揃えられるようなシステムが求められる。

  「人事制度として発案され、社内合意が得られたとしても、いくつものスキル項目の評価をどのような単位で示し、集計することが可能なのか。人間が人間を評価するのですから、非常にあいまいな部分があるのは当然です。そういうあいまいさも前向きに捉えつつ、具体的かつ定量的なデータとして提示する。一見、ITとはなじまない部分のある施策にITの力を注入するところにHCM関連のソリューションを提供するおもしろさがありますね」

  確かに、会計システムならば、会計基準など社会的に承認されているルールに則って構築される。しかし人事施策に全ての会社が使える汎用的なルールはない。言葉を換えれば、人事施策にこそ企業の個性がある。そのために顧客企業の社風や考え方、組織管理の慣行など広く深く理解しなければHCMソリューションの提供は難しい。

(2009年08月現在)

HCMソリューション故の難しさ、おもしろさ→


※本ページ上に記載または参照される製品、サービスの名称等は、それぞれ所有者の商標または登録商標です。

※当コンテンツは掲載した時点の情報であり、閲覧される時点では変更されている可能性があります。また、当社は明示的または暗示的を問わず、本コンテンツにいかなる保証も与えるものではありません。


  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

ページトップへ戻る

JSOLへのお問い合わせ

関連インタビュー

自らのスキルを移転するための体系化に取り組む

未知の業界のプロジェクトに取り組む小林智昭の活動を通じてPMの仕事の現場について紹介します。

プロジェクト・マネジャーが信頼される品質をお届けする

プロジェクト・マネジメントの専門家として事業を指揮するPMについて議論を深めます。

最新のインタビュー

グローバルの視点でSCMを改革する

"グローバルERPの導入に必要な方法論や手法を体系化して数々のグローバルプロジェクトを手がけきたアプリケーションコンサルタントをご紹介します。

特集

特集SAP

SAP ERPの豊富な導入実績があり、企業の業務改革を総合的にご支援します。

特集Biz∫

人とシステムの融合による業務効率化を目指し、あらゆる企業の変革を迅速かつ確実に実現します。

特集オムニチャネル

コンサルティングからソリューションまでオムニチャネル化に向けた最適なご支援を提供します。

特集JSOLアグリ

農業生産に係る数理計画を中核に、農業生産者の経営指標の見える化と収益拡大を実現します。