特集

特集

インタビュー

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

HCMソリューション故の難しさ、おもしろさ

 HCMソリューションは通常、企業の人事部、人事系のコンサルタント会社、そしてJSOLのようなSierの3者が協調して構築される。PJの前段では、、日本総合研究所の総合研究部門に在籍する人事コンサルタントの協力を仰ぐことが多い。

 HCMソリューションならではの仕事の難しさがいくつかある。たとえばコンサルタント会社の報告は、問題点を的確に指摘すると同時に、理想的な制度プランを提示することが多い。
 また購買や販売関係のシステムとは違い、外部企業とシステムをつないだりすることは希だ。内部の単独のシステムなので、変更度合いを大きくしようとすればいくらでも大きくできる。しかし、直接的には売上高の増加に結びつくものではないのでシステム導入の効果が実感しにくい。こうした理由から、新しい人事施策をシステムに反映させていく際の要求レベルは非常に高くなる。

プロジェクト・マネジャー 久富 克之

 「一般論ですが、人事施策は非常に保守的にならざるを得ない側面があります。なぜならば、人事施策は企業の成長を牽引してきた様々な戦略と密接に関連するからで、それを革新する作業は、トップの強い指示があっても、現場ではナイーブな微調整が必要です。そのうえで革新を決断した場合、システムへの要求レベルは必然的に高くなります」

 そのために、開発を打診されても、お客様内部のスタッフリソースやプロジェクトを主導できるリーダーがいるかというチェックが必要になる。また、要求内容をシステム化する際の問題点を詳細に説明しなければならないケースが珍しくない。つまり要求をシステムに落とし込んでいく技術だけでなく、相手先の業務内容への深い知識を背景に、実現性についての突っ込んだ議論がなされる。それだけPMの個人的なキャラクターや能力の優劣がプロジェクトの成否を分けやすいのである。

 「コンサルタント会社の人たちはシステム理解や利用方法の理解が浅く、一方でわたしたちは彼らほど人事施策に詳しい訳ではありません。高度に専門化された領域で協調する場合、両者が知見を持ち寄り、擦り合わせていく作業を、必要な作業であると理解してもらえるかどうか。そこがHCM関連のプロジェクトの最初の肝になります」

 ただ久富は、「別な意味でHCM関連システムの構築は興味深い」という。自身が課長職で、東京と大阪で15人の部下を率いる立場にあるからだ。
 「PMであると同時に一人の課長として、おぉ、こういう施策があるのかとか、僕ならばこうするだろうななどと考えながらプロジェクトから学んでいくのは楽しい作業ですね」

(2009年08月現在)

PMの仕事に正解はない。嫌われ役もまた仕事だ→


※本ページ上に記載または参照される製品、サービスの名称等は、それぞれ所有者の商標または登録商標です。

※当コンテンツは掲載した時点の情報であり、閲覧される時点では変更されている可能性があります。また、当社は明示的または暗示的を問わず、本コンテンツにいかなる保証も与えるものではありません。


  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

ページトップへ戻る

JSOLへのお問い合わせ

関連インタビュー

自らのスキルを移転するための体系化に取り組む

未知の業界のプロジェクトに取り組む小林智昭の活動を通じてPMの仕事の現場について紹介します。

プロジェクト・マネジャーが信頼される品質をお届けする

プロジェクト・マネジメントの専門家として事業を指揮するPMについて議論を深めます。

最新のインタビュー

グローバルの視点でSCMを改革する

"グローバルERPの導入に必要な方法論や手法を体系化して数々のグローバルプロジェクトを手がけきたアプリケーションコンサルタントをご紹介します。

特集

特集SAP

SAP ERPの豊富な導入実績があり、企業の業務改革を総合的にご支援します。

特集Biz∫

人とシステムの融合による業務効率化を目指し、あらゆる企業の変革を迅速かつ確実に実現します。

特集オムニチャネル

コンサルティングからソリューションまでオムニチャネル化に向けた最適なご支援を提供します。

特集JSOLアグリ

農業生産に係る数理計画を中核に、農業生産者の経営指標の見える化と収益拡大を実現します。