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PMとは、コンサルとテクニカリストが融合した仕事

 ところで久富は、なぜプロジェクト・マネジャー(PM)を志すようになったのだろうか。その質問に久富は、迷うことなく「中途半端が嫌だったのです」と即答した。

 「経営学部の出身なのでコンサルタント系の道を意識することもありました。またコンピューターを勉強してきたのでテクニカリストとしての道をめざすことも考えました。しかし、どちらも自分には中途半端に思えたのです。つまりコンサルはコンピューターを知らないというスタンスもとれる、テクニカリストも経営を知らないというスタンスもとれる。しかしPMはそういう逃げ道をつくれないため、どちらの技能をも融合して相乗的に能力開発に結びつけていけるのがPMではないかと考えました」

 久富が30歳を過ぎた頃のことだったという。それからは目標が明確になったので、勉強して資格も取った。「幸い、会社も赤字になりそうな厳しいプロジェクトにどんどん出してくれて、修羅場経験を積ませていただきました」と笑う。
  現在43歳。キャリアも15年を超え、これからさらに磨きをかけていかなければならない。PMとしては2つの課題を感じている。一つは顧客とのかかわり方であり、いま一つがHCMソリューションのさらなる高度化だ。

 顧客とのかかわり方とは?
 「PMの大きな仕事の一つにお客様との接触があります。その際、お互いにもっと上位レベルに上がっていけるような関係性をつくりたい。具体的には、お客様から『なるほど、そういう考え方もあるのか』と言っていただけるような力を備えたい。そのためにはまず、お客様を知る勉強を重ね、わたし自身のインタビュー力を上げる努力が必要です」

 ではHCMソリューションのさらなる高度化とは?
  「今回の世界的な経済危機を乗り越えるためにも、人事制度がさらに検討され、見直されています。経営のトップ層は人事施策の戦略性を高め、コスト管理もますますシビアになっています。一方、現場では、トップ層の意志を具現化するための方策づくりに全力が注がれています。能力評価が良いとか、日本的な年功序列が悪いとかという単純な施策ではなく、企業競争力に直結する施策が模索されています。そうしたなかでシステムづくりを担うわたしたちにも、より使いやすくお客様のお役に立てるIT活用を提案する責務があります。JSOLのERP事業では、HCMソリューションは後発的な存在ですが、ですからこそ現在の担当としてのわたしの責任も重いと理解しています」

プロジェクト・マネジャー 久富 克之

  2007年にITプロフェッショナル認定の面接を受けた際に、「PMにとって大切なものは何か」と問われて「誠意です」と答えた。プロジェクトの進行や課題解決にあたっては、テクニカルな能力だけを重視するのではなく、自分という人間をすべて出して事に向き合う。それはまさに、PMとして数々の現場を踏んできた久富の実感だった。
  「だからこそ、PMの仕事には決められたゴールはないのだと考えています」

(2009年08月現在)


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