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共通基盤と業務システムの2階建て構造に切り分ける、全体最適化

 では情報システムの主権をお客様に取り戻すには、具体的にどのようにすれば良いのだろうか。大泉の思想は実に明快で、「共通基盤と業務機能の2階建てシステムを構築すること。すなわち全体最適です」と説明する。

 例えば、先の税制への対応を考えてみよう。税制の変更は、どの業務にも関わる課題なので、それぞれの業務システムは対応しなければならない。だが、税制の変更がどの業務にも関わることであるならば、その対応を、業務システムではなく共通のシステム基盤でも行えるはずである。さらなる税制の変更があった場合は、共通基盤の該当部分だけを変更すれば済む。

 このように共通にできる部分は共通、業務に特化した部分は業務、と切り分ける。その上で共通基盤として各業務システムが汎用的に活用できるインターフェイスを構築する。このことで、業務システムベンダーに依存しないシンプルなシステム構造を実現するというアイデアだ。
 それは、システムの構造が透明性を増すことにもつながる。しかも透明性が高まれば、TCO削減に象徴される経済合理性の追求にも合致するのだ。

 「システムが透明性を増せば、機能の重複がなくなり、そのためのコストの重なりもなくなります。ブラックボックスが減れば、無駄はないか、今あるシステムで何ができるか、新しいことをやるために何が必要かといったことも、自ずと明らかになってきます。透明性は、経済合理性の追究と創造の起点になるのです。環境が猛烈なスピードで変わり、しかも変化の度合いも劇的な現代において、情報システムが事業の足を引っ張ってはなりません。それを阻止するための基本的な理念が透明性なのです」

アプリケーションコンサルタント 大泉 洋一

 考えてみれば、共通業務の統合化は大手グループ企業ではすでに当たり前になっている。例えば、グループ会社の総務や経理を共通業務として担当部門を集約し、業務の効率化をめざす取り組みなどは、すでに珍しくない。
 だが、システム関係の統合は、それほど簡単ではない。システムの寿命は長いし、新規のシステムには多額の投資と時間がかかる。だからこそ、システム構造の2階建て化から目を逸らしてはならないと訴える。

 「業務システムに横串を入れると、たくさんのものが見えてきます。縦割りで構築されたシステムの重複と、それによるコストの重複。さらには、システムの縦割りとあいまった業務の縦割り、重複。共通基盤と業務システムの2階建てというシンプルな思想でシステムを見直すと、システムの力を活用して新たなサービスを創造できることが分かってきます」

(2014年06月現在)

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