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フルスクラッチ開発と最先端手法を融合、より使いやすく高品質なシステムを提供する

2012年8月19日、国内外に直営・フランチャイジー合わせて約600店舗を擁する大手卸売会社の新物流システムが稼働を始めた。新システムの要件定義が開始されてから2年6カ月。総工数は約2000人月、ソフトウエアの総ステップ数は120万というJSOLにおいても例を見ない「フルスクラッチ開発」だった。にもかかわらず新システムは、トラブルもなく順調に稼働を続け、さらなるシステム拡張の準備が始まっている。この大規模プロジェクトをPM(プロジェクト・マネジャー)として指揮し、成功に導いたのがJSOL品質・生産性改革部シニアマネジャーで、JSOL認定プロフェッショナル(プロジェクト・マネジャー)の大宅壮一である。

 情報システムのオープン化の流れに伴い、特定のパッケージ製品を多用して一部機能をカスタマイズするなどの開発手法が多くなってきた。すべての要素をゼロから開発し、ソースコードもすべて自ら記述していくスクラッチ開発に比べると、開発期間の短縮や低コストなど多くのメリットがあるとされるからだ。
 しかし一方で、パッケージ製品は欧米で開発されたものが多く、日本の複雑な商慣習(例えば手形決済、売掛と買掛の相殺決済、販売奨励金割引等々)に対応していないために、パッケージ製品の導入時には仕事のやり方そのものを変更しなければならないというジレンマがあり、パッケージ製品を一部カスタマイズするのが、日本的な開発手法となった。

 しかし、大宅が取り組んだプロジェクトは、主流の方法とは大きく違っていた。

 「今回のプロジェクトは、大手卸売会社(A社)の物流システムを更新するものでした。実は、従前に使っていたシステムも25年前にJSOLが開発したもので、四半世紀の変遷を経て十分に練れ、まさに日本の商慣習に根ざした痒い所に手が届く使いやすいシステムになっていました」

 それほどのシステムをなぜ更新しなければならないのか。一つは、四半世紀を経てさすがに日常の管理・保守コストがオープン系に比べて割高になってきたことがあった。別にあるフランチャイジー用のシステムがすでにオープン系になっており、物流系の保守コストが際立ってきたことが、A社の背中を押した。

 更新では、Webをベースにしたオープン系のシステムを再構築する。入荷・出荷・受発注・在庫管理・債権債務などのデータ処理を担う。開発言語も従前のCOBOLから、Java、PL/SQLへと変えた。稼働目標は2012年4月。要件定義で8カ月、外部設計で7カ月、各種のシステムテストに延べ18カ月、本番支援で2カ月という大規模プロジェクトで、A社の本社が東京にあるため、大宅を含めて大阪から5人の社員が東京本社に異動になるほどだった。

 「従前のシステムもスクラッチ開発され、その総ステップ数は約50万でした。それらの良い点をレガシーとして継承しつつ、そこに新たなビジネス環境の変化に対応できるような要素も事前に盛り込み、最終的には100万ステップを超える開発を、スクラッチでゼロから創造する。この大プロジェクトのPMに指名されたのは、本当に光栄でしたが、痺れましたね」

(2015年01月現在)

120万ステップのフルスクラッチに最先端の道具を盛り込む→


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