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クラウド時代の明確な活用指針を示す

分散処理コンピューティングは今、クラウドコンピューティングの活用へと流れを変え始めている。クラウド型のメリットは多いが、同時に運用ノウハウの未熟さなど課題も多い。そこに生かされるのが、分散処理の優れた手法である。マイクロソフト系のサーバー技術の専門家であるJSOL認定プロフェッショナル(ITアーキテクト)の稲邑茂は、その実績からクラウド活用のための明確な指針を発信する。

今後5年で企業のサーバーシステムは大きく変わる

 「振り返れば、導入する、ユーザビリティーを高める、セキュリティーを強化するという3つの課題が回り続ける世界なのだと思います」
 稲邑は、サーバーの歴史をそう総括する。

 大型のメインフレームによるデータ処理から、ワークステーションやパーソナルコンピュータ(PC)による分散処理の流れは、すでに1980年代前半に米国で誕生していた。それが本格的な流れになったのは、1994年にマイクロソフト社が企業サーバー向けOS「Windows NT 3.1 Advanced Server」を発売したのがきっかけだった。
 稲邑が旧日本総合研究所に入社した翌年のことだった。以来、一貫してマイクロソフト系のサーバー基盤のソリューション構築に取り組んできた。

 「基盤」とは、システムの全体構成におけるアプリケーション以外の部分をいう。OS、OSとアプリケーションの中間に位置して各種のソフトウエアが共通して利用する機能を提供するミドルウエア、そしてハードウエアなどだ。
 NT 3.1が登場した当時は、PCのOSは90%以上がマイクロソフトのWindows。サーバーOSにはUNIXやLINUXなどもあったが、マイクロソフトのサーバーOSの方がPCとの親和性が高く、急速に普及していく。
 その流れを決定づけたのが2000年に登場した「Windows 2000 Server」だろう。このOSで初めてネットワーク上にあるさまざまな資源(PCクライアント機やプリンターなど)についての情報や利用権限を一元的に管理できる「Active Directory(AD)」と呼ばれる機能が搭載された。

 「サーバーOSとしての信頼性が増し、ADは後にユーザー管理のデファクト・プラットホームになっていきます。ただこの当時はまだ、サーバーを導入することが主目的となっていた時代でした」

 その後、「Windows Server 2003」「Windows Server 2008」へとバージョンアップされるにつれ、「一連のサーバーOSをビジネスの実態に合わせながらどのように実装し、運用していくかが私たちの課題になりました。それは見方を変えれば、サーバー環境を利用する人たちの使い勝手をよくするユーザビリティーの向上、またネットワークの発達を背景とするセキュリティーの確保といった課題への取り組みでもありました」

 そして2013年以降に現れ始めたのがクラウド化の流れである。
 従来は自社保有のサーバーで管理・利用していたソフトウエアやデータを、インターネットなどのネットワークを通じてサービスという形で必要に応じて利用する。常に最先端の技術とセキュリティーを利用でき投資負担も少ないため、急速に注目を集めてきた。
 「これからの5年間ぐらいで企業のサーバーシステムは大きく変わっていくでしょう。しかしそれも、導入する、ユーザビリティーを高める、セキュリティーを確保するという基本的なテーマや課題は変わらないと思います。その上で、クラウドコンピューティングの活用ソリューションを提供することが私たちの主戦場になっていくと予測しています」

(2016年02月現在)

「運用」を熟知しているからできるシステム構築→


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