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オープン思想に裏打ちされたLS-DYNAの優位性

 岡村はすでに10年以上、LS-DYNAに関わってきた。実は、岡村がJSOLに入社したのは2012年のことで、それまではユーザーだった。つまりユーザーから提供する側に変わったのだ。それゆえにLS-DYNAを、客観的に評価する目線もある。

アプリケーションコンサルタント 岡村 昌浩

 では、LS-DYNAと競合社のシミュレーションソフトは、どこが違うのか。

 「CAEのシミュレーションソフトを評価する大きな観点は、計算精度と計算速度ですが、LS-DYNAの開発元であるLSTC社(Livemore Software Technology Corp)の開発思想は、他社と一線を画していると思います。さまざまな周辺ソフトやモデルを無償で公開し、『技術によって世の中に貢献する』というオープン開発の思想が徹底しているのを感じます。だからこそLS-DYNAには世界中の知見が蓄積され、それがまた新たな機能開発を誘引するというサイクルができています」

 岡村は、「とにかく、課題の見える化こそがシミュレーションの最大の機能」とも語る。課題とはものづくりにおけるリスクである。そのリスクを事前に察知し、見える化できれば対応策を探れる。逆に、メリットが分かれば、それをさらに伸ばすことができるのもシミュレーションソフトの妙なのである。

 コンピューターによる計算が主体となるCAE分野は将来、人工知能(AI)が活躍する分野のように見える。ただ、これについて岡村は、「まだ早い」と見ている。

 「ボタンを押せば全ての答が一発で出てくるようなシミュレーションソフトの登場は現実味のある話ではありません。特に自動車の衝突現象は非線形性が非常に高い問題ですし、そもそも設計・製造部門の方々にブラックボックスの出してきた結果をそのまま説明して納得いただけるとは思いません。人工知能は今後も発達すると思います。しかし、ものづくりにおける人工知能は、あくまで過去の知見や蓄積されたデータ、さらに最新の情報を高速に処理して関連情報を提供してエンジニアの判断を支援するレベルに抑えることが望ましいと考えています」

 岡村がPMを努める新機能開発のプロジェクトスタッフは、東京だけでなく名古屋、大阪の各支社にもおり、「グループとしての一体的なマネジメントに心がけています。今やトップダウンで新たなアイデアが出る時代ではなく、状況もくるくる変わるなかで、プロジェクトメンバーの創発的な動きを支援するマネジメントに取り組んでいます」と語る。

 ユーザーから創る側に転じた岡村だが、「プロジェクトを進める、これからの3年間が作り手としての大きな勝負になろうかと思っています」と言う。

(2017年01月現在)

訪れた人生の転機。「LS-DYNAをもっと深めたい」→


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