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有限要素法に魅入られてJSOLへ

 林は、大学時代に有限要素法(FEM)の面白さに魅入られ、当時、FEMソフトウェアの開発を行っていた日本情報サービス(日本総研社名変更前 現JSOL)に入社した。日本情報サービスではすでにオープンソースであったDYNA3Dを扱っており、原子力関係を中心に数社のお客さまがあったという。
 そのなかの1社に、国内のトラックメーカーがあった。始まったばかりの自動車衝突解析をDYNA3Dで行っており、林がサポートすることになった。これが林と衝突解析の出会いだった。

 90年代に入ると、LSーDYNAの利用者も徐々に増えてくるが、家電や素材、鉄鋼などが中心で、自動車メーカーでの利用はごく一部に限られていた。林は「低空飛行時代」と苦笑いするが、そうしたなかにあってもDYNA3Dを中心にした受託解析やサポート、営業支援、さらにDYNA3Dの開発そのものにも挑んでいた。
 特に単精度版しかなかったDYNA3Dの倍精度版の開発では、プログラムのすべてに目を通してコードレベルを理解することができ、さらには「『使用の手引』の初版の作成に関われたことは大きかった」と言う。

 「『使用の手引』は、いわばJSOLのDYNA3Dに対する技術力の高さを示すものの1つです。現在も改訂が続いてお客さまに配布されています。DYNA3Dの理論背景から計算のロジック、使用法までを説明したもので、多くの論文を集めてソースコードも見ながら執筆しました」

アプリケーションコンサルタント 林 公博  90年代の半ばになると、計算機の性能も向上してCAE(Computer Aided Engineering)が設計の分野でも本格的に使われ出す。低空飛行からやっと上昇気流に乗られる時代になってきたのだ。特にドイツやアメリカの自動車メーカーがLS-DYNAによる自動車衝突解析に本格的に取り組むようになり、その流れは日本にも押し寄せようとしていた。
 林は上司と2人で名古屋にオフィスを開設し、顧客開拓や営業支援に乗り出す。営業支援のなかで「衝突解析のニーズは必ず顕在化する」と見た林に、思わぬ好機がもたらされる。イギリスの著名な構造解析会社Ove Arup社で、98年から1年間の研修の機会が与えられたのだ。Ove Arup社は、シドニーのオペラハウスの構造計算を行った会社でもある。

 「1年間の研修では、衝突解析の全般的な知見を磨くことができました。昼間は、Arup社のエンジニアと一緒に衝突解析の実務を行い、勤務時間が終わると、同社が作成した衝突解析レポートやトレーニングレポートを貪るように読み、要約書などを作成していました。余談ですが、本来は掃除される方が戸締まりをするのですが、私がいつも残っているので、いつしか私が戸締まりをする役目になっていましたね」

(2017年12月現在)

ニッチ市場だからこそお客さまとの信頼関係が不可欠→


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