特集

特集

インタビュー

  • 前のページへ
  • 1ページ目
  • 2ページ目
  • 3ページ目
  • 4ページ目
  • 5ページ目
  • 先頭のページへ

ローコストで安全な社会を創造する。LS-DYNAの使命がそこにあった

 林は、東京理科大学で理論物理学を学び、先にも紹介したように1988年の大学卒業と同時に日本情報サービスに入社した。その理由は、「有限要素法」の面白さであった。

 「所属していた研究室は物理の理論系で、物理に現れる微分方程式を、当時はまだ適用が始まったばかりの有限要素法で解いてみようというのが研究テーマでした。私はシュレーディンガー方程式というのを有限要素法で解きましたが、その非常に洗練された手法、いろいろな工夫を取り込める柔軟さは、まるで魔法の杖を得たような感じでしたね」

 研究室の学生のなかにはブラックホール計算をしていた者もいた。有限要素法はそれほど適用範囲が広く、数学的にもきっちと証明され、数値解析に最適の手法だと確信した。

 現在は、リブモア市の隣のダブリン市にアパートを借り、夫人と2人暮らし。カリフォルニアにはヨセミテのような公園がたくさんあり、休日には公園に出かけてハイキングやバーベキュー、ときにはキャンプなどを楽しんでいる。

アプリケーションコンサルタント 林 公博

 「座右の銘などはありますか」と尋ねると、「高級車がいくら安全になっても交通事故による死傷者は減らない。ファミリーカーをもっと安全にしたい」という答が返ってきた。どんな意味なのだろうと怪訝な顔をしていると、次のような説明をしてくれた。

 「ある大手自動車メーカーでLS-DYNAの立ち上げに関わっているとき、非常に多くの技術者と話す機会がありました。そのなかでコンパクトカーの設計をされている技術者がおっしゃった言葉が、そのまま私の座右の銘になりました。ファミリーカーのような低価格でたくさん売れるクルマがより安全にならないと交通事故全体の死傷者は減らない。コストを掛けずに安全なクルマを造ることが社会貢献につながる。だからこそCAEやLS-DYNAが活躍できなければならない。私自身の使命を授かったような気持ちでした」

 林の律儀で前向きで志の高い人柄と仕事ぶりが分かる話だった。

(2017年12月現在)


※本ページ上に記載または参照される製品、サービスの名称等は、それぞれ所有者の商標または登録商標です。

※当コンテンツは掲載した時点の情報であり、閲覧される時点では変更されている可能性があります。また、当社は明示的または暗示的を問わず、本コンテンツにいかなる保証も与えるものではありません。


  • 前のページへ
  • 1ページ目
  • 2ページ目
  • 3ページ目
  • 4ページ目
  • 5ページ目
  • 先頭のページへ

ページトップへ戻る

JSOLへのお問い合わせ

関連ソリューション

最新のインタビュー

グローバルの視点でSCMを改革する

"グローバルERPの導入に必要な方法論や手法を体系化して数々のグローバルプロジェクトを手がけきたアプリケーションコンサルタントをご紹介します。

特集

特集SAP

SAP ERPの豊富な導入実績があり、企業の業務改革を総合的にご支援します。

特集Biz∫

人とシステムの融合による業務効率化を目指し、あらゆる企業の変革を迅速かつ確実に実現します。

特集オムニチャネル

コンサルティングからソリューションまでオムニチャネル化に向けた最適なご支援を提供します。

特集JSOLアグリ

農業生産に係る数理計画を中核に、農業生産者の経営指標の見える化と収益拡大を実現します。