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大変形解析の「エバンジェリスト」として志の高いホルキスト博士とLSTC社

 ハウジングが普及する前は、自社内にサーバーを置き、自社で運用管理する形態が多かった。ハウジングサービスへの移行は、当然ながら「引っ越し」という作業が生じる。またシステムの切り換えなどで躓けば、お客さまの業務が停止してしまう。
 「不動産屋兼ファシリティー屋兼システム運用管理者」という宮本の真骨頂とも言える仕事になったのが、ある大手スーパーの全システムをJSOLのデータセンターに移行するハウジングプロジェクトだった。

 この移設プロジェクトは、2カ月間に11回の移設作業を行い、お客さまの手元にあったホストコンピューターも含めてJSOLがハウジングする大規模なものだった。お客さまに全店休業にしてもらい、一挙に移設する方法もあったが、「地元の住民の生活を守っている者として1日たりとも休業はできない」という要望を受けて11回に分割された。

 「プロジェクトでは、リスク対策を徹底しました。お客さまのシステムは、多くのベンダーが関連してつくられており、いくつものシステムが連携しているような状態でした。また、各システムの運用管理は開発した複数のベンダーに任されていました。システムの全体像を業務との関連性も含めて紐解きながら、移設作業に伴うリスクを明らかにしていくのが最初の難題でした」

 浮かび上がってきたリスクと対応策は、大まかなものだけでも次のような具合だった。
 ハード障害時の対応=移設作業によってハードになんらかの障害が発生したときにどう対応するか。緊急保守体制を確保しておき、保守部材も事前に確保しておく。
 業務処理異常時の対応=同じく移設作業によって業務処理ができなくなってしまう可能性もある。これはアプリケーションの保守要員を待機させ、事前にリカバリー方式を設計してテストし、何時間ぐらい遅延が許容されるかを定義しておく。
 戻し計画の策定=移設作業が予定通りに進まなかったときは、作業を止めて元の状態に戻す。その戻し判断の基準や時間、手順を策定しておく。また作業当日の進ちょく状況を見える化して適切に判断できるようにする。

 これは宮本が練ったリスク対策のほんの一部にすぎない。
 「この他にも例えば、作業動線の確認や予備設備、機器類の確保なども重要でした。作業動線の確認では、事前に機器移動の計画を策定してルートや設置場所を確認し、移設予定時間にエレベーターの保守作業がないかも確認しておきました。また予備設備や機器類の確保では、コネクタの形状が違っていることもありますので予備の電源や形状の異なるケーブルなども確保しておきました」

 実は、JSOLへのハウジングでは、他社の協力なしには移設は成功しない。
 「相手の考え方に併せてさまざまなアプローチを行い、良好な関係づくりに力を注ぎました。こちらが指示できることでもあえて他のベンダーさんに計画を委ねるなどして主体的に取り組んでもらえるような環境づくりが重要でしたね」
 人間関係づくりも運用の重要なノウハウなのだった。
 そして同時に部下たちには、リスク対応策の伝授を中心にして「なぜこのリスクが発生するか、発生するとどうなるのか、どのように事前に対策を行うのかの3つを、ファシリティーとネットワーク、サーバー技術の観点からじっくりと考えさせました」という。

(2018年01月現在)

クラウドという新たな波にさらされる→


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