Case1

業種:製造業 A社
部署:IT推進部

背景

メインフレームやオフコンなどの自社コンピューターシステムを、クラウドに移行する企業が増えている中、製造業のA社でも移行が決まった。しかし、10年前のメインフレームリプレイスの際、スクラッチで構築したMDMの移行に失敗。今回は同じ事態に陥らないよう、担当するIT推進部では各マスターの確認や関係部署へのヒアリングを実施した。

課題

 マスターデータは手入力で管理されているため、運用コストが負担になり・・・

A社では、マスターデータの分散配置により、さまざまな弊害が起きていました。MDM移行の失敗以来、膨大にある得意先・仕入先・顧客の各マスターは、そのほとんどが手入力で管理、運用されていました。そのため、毎月300件以上ある情報の追加、更新のたびに数十時間かかるだけではなく、入力ミスと修正も発生。運用・管理コストが増加して、大きな問題となっていたのです。
IT推進部のY氏は、この時の状況を次のように振り返ります 。
「マスターの手入力もさることながら、営業管理ツールとして運用しているSFAもかなりまずい状況でした。入力ルールが部署やユーザーごとにバラバラあり、データ活用はおろか、データの重複や誤入力がいたるところにあるため、見込み顧客管理などができていない状態でした」

その上、今回はこれまでに経験したことのない基幹システムのクラウド移行に、IT推進部のメンバーたちもかなりの不安を抱えていました。頼れるベンダーはないかと、Y氏は現在のMDMを構築したSIerに問い合わせてみました。しかし、年数も経過していてサポートを受けるのは難しい状況だったのです。
情報収集を進めましたが、頼れるベンダーはなかなか見つけられませんでした。

課題のポイント

  1. 膨大な量がある得意先・仕入先・顧客の各マスターは手入力で管理されており、情報変更・更新のたびに時間がかかっている

  2. SFAの入力ルールがユーザーごとにバラバラなため、データを活用できていない

  3. 初めての基幹システムのクラウド移行に不安なIT推進部であったが、頼れるベンダーは見つからなかった

この課題を解決した方法とは?