株式会社JSOL(代表取締役社長 前川 雅俊、以下 JSOL)は、「FinCast」の試用サイトを、2020年7月10日から無償で提供します。FinCastは、AIを使って取引先企業の業況変化をいち早く検知するサービスです。導入することで、金融機関は取引先企業への後押しや業務の高度化/効率化などの施策にご活用いただけます。

背景

 現在の新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、企業の業績不透明感が今後益々増大することが考えられます。一方、金融庁の金融緩和施策により銀行が積極的な融資が行えるよう環境を整備し、企業への資金繰り支援を後押しされるなか、継続的な企業支援の重要性がさらに高まることが想定されます。
 JSOLとしてはそのような環境のなか、銀行における与信管理業務などの業務高度化/効率化、並びに、取引先企業では事業の多角化や新規ビジネスの開拓、他社との新たな連携といった工夫対応が求められており、多種多数の企業を取引先にする金融機関にアドバイザーの役割を求めるニーズも高まっていると想定し、金融機関の施策検討の一助となることを考え試用サイトを無償で提供することに至りました。

FinCast™(AI業況変化検知サービス)の概要

 FinCastは株式会社三井住友銀行とJSOLで共同開発したAI分析による「企業の業況変化検知システム」(以下 本システム)を金融機関向けサービスとしてJSOLが提供しているものです。本システムでは、AIが取引先企業の口座情報の動きを分析しており、従来の取引先企業の決算書など、財務データを用いた業況変化を検知する仕組より早く業況変化を検知することが可能になり、当該企業への事業支援・改善に向けたプロアクティブなご提案を行うなど、より高い付加価値の提供が可能となります。JSOLが本システムを株式会社NTTデータが提供するOpenCanvas(*1)上のクラウドサービスとして提供しています。
 なお、株式会社三井住友銀行が本システムに係る著作権の使用をJSOLに許諾し、JSOLが金融機関を中心とした外部企業向けに、営業、導入、保守を行うものです。

試用サイト(無償)の特徴

  • 業況変化を検知する分析予測モデルはJSOLが準備した標準モデルを使用

  • 分析結果はJSOLが準備している標準のレポート機能(下図中の分析結果画面イメージご参照)にて提供

  • 本番サイト(有償)と同様にOpenCanvas上のクラウドサービスとして提供

 今後もJSOLでは、AIなどの先端技術を積極的に活用し、お客さまにより高い付加価値を提供するために一層の商品・サービスの向上に取り組みます

(*1)全国ほぼ全ての金融機関が利用する「ANSER®」のシステム基盤を活用した、高い信頼性と金融機関に求められるセキュリティ対策を施したクラウドプラットフォーム

試用サイト提供イメージ

試用サイト提供イメージ

※試用サイト(無償)の提供は予告なく終了する可能性が御座います。
※本お知らせに記載されている内容は予告無く変更することがあります。
※本お知らせに記載されている製品名、会社名は各社の商標または登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社JSOL 金融・サービス事業本部 営業統括部 松井
株式会社JSOL デジタルイノベーション事業本部 コンサルティング部 山下
TEL:03-5859-6001