株式会社JSOL(以下 JSOL)は、12月3日よりブロードバンドセキュリティ社(以下 BBSec)と協業し、セキュリティオペレーションセンター(以下SOC*1)を国内に新設し、マネジメント・セキュリティ・サービス(以下 MSS*2)の提供を開始しました。JSOLでは、2025年度に「MSS」を中心としたセキュリティビジネスで10億円の売上を目指します。
近年、システムの脆弱性を突くサイバー攻撃や人間を騙す詐欺的手法は巧妙化を続け、被害は後を絶ちません。さらには、テレワークの推進や、サテライトオフィスでの業務、DX (デジタル・トランスフォーメーション、ビジネスでのデジタル技術の活用)に向けたクラウドサービスの利用拡大などの、新しい働き方が求められている今、セキュリティー対策を再点検しておく必要があります。
しかし、対策を施していても標的型攻撃*3による被害、ビジネスメール詐欺による被害、ランサムウェア*4による被害など、企業や民間団体そして官公庁など、特定の組織から重要情報を窃取することや金銭搾取目的の攻撃が後を絶ちません。これらの脅威は、ウイルス検知ソフトやファイアウォール、IDS/IPS*5をすり抜ける技術も利用されており、インシデント(セキュリティー関係の事故)を100%完全に、未然に防ぐことは以前に比べて一段と困難な状況となっています。被害を極小化するには、第一にインシデントの発生を速やかに検知することが重要となります。
そこで、24時間365日での攻撃検知、防御を実現するべくJSOLはBBSecと協業し、SOCの開設、およびMSSの提供を開始しました。SOCでは、ファイアウォールや侵入検知システムなどのセキュリティー機器からネットワーク機器まで幅広いログを監視し、それらを分析することによりインシデントの発見や特定、連絡を行います。さらに、インシデントの影響範囲を調査し、想定されたリスクや指標に基づいてインシデントの評価を行います。
上記に加え、JSOLのMSSでは以下の6つの特徴を兼ね備えています。

1.国内に2拠点
日本国内にSOCを2拠点配備しています。それだけではなく、「FISC安全対策基準」適用システムに対するDR(Disaster Recovery)対応も実現します。
2.高い専門性(エンジニア・情報収集)
セキュリティー情報を集めている各機関との連携/情報交流により、最新のセキュリティー情報を常に把握し、サービスに適用しています。
3.コストメリット
専門スタッフで構成されるSOCがご提供するMSSにより自社で対応されるよりも、高品質、安価、スピーディーにセキュリティー運用を開始することが可能です。
4.高品質なイベント分析
セキュリティー専業会社であるBBSec社との協業により、新規攻撃分析から検知ルールのカスタマイズまで、機器の誤検知を低減(アラート抑制)する高いセキュリティー技術と判断基準を保有しています。
5.マルチベンダー対応
ファイアウォール、IPS/IDS、WAF*6 など幅広いデバイスに対しメーカー依存なく一括管理します。機器レンタル提供が可能ですのでご相談ください。
6.パブリッククラウド対応
パブリッククラウドサービスご利用中のお客さまにも同一のサービスを提供することが可能です。
JSOLでは、今後もさまざまなサービスの提供を通じ、お客さまのビジネスに貢献します。
*1 SOC:24時間365日休むことなくネットワークやデバイスの監視をして、サイバー攻撃の検出と分析、対応策のアドバイスを行う組織
*2 MSS:セキュリティー監視センターから24時間365日体制でお客さまのセキュリティーシステムを運用・監視するサービス
*3 標的型攻撃:特定企業や特定組織を攻撃対象(標的とする攻撃
*4 ランサムウェア:悪意あるソフトウェア(マルウェア)の一種で、感染したコンピューターを正常に利用できないような状態に置き、復元のために犯人への金品の支払いを要求するもの。
*5 IPS/IDS:Intrusion Prevention System(不正侵入防御)/ Intrusion Detection System(不正侵入検知)
*6 WAF:Webアプリケーションファイアウォール
■株式会社JSOL
(本社:東京都中央区、代表取締役社長:前川 雅俊)
JSOLは、ICTコンサルティングからシステム構築・運用までの一貫したサービスで、お客さまのより幅広いニーズにお応えできるICTサービスコーディネーターです。
2009年1月、NTTデータ、三井住友フィナンシャルグループ、日本総合研究所との業務・資本提携により、社名を株式会社JSOLに変更するとともに、NTTデータグループおよびSMBCグループの一員として、お客さまのビジネスに貢献できるICTソリューションの提供に取り組んでいます。
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