株式会社JSOL(以下、JSOL)は、企業のさまざまなシステムをつなぐシステム連携基盤の信頼性向上を目指し、サイオステクノロジー株式会社(以下、サイオステクノロジー)が提供する「LifeKeeper」とアステリア株式会社(以下、アステリア)の「ASTERIA Warp」を組み合わせた場合の高可用性構成の検証を実施しました。その結果、JSOLが独自に開発したスクリプトでASTERIA Warp のクラスター構成を構築することで、障害発生時でも業務を停止することなく、より安心してシステム間のデータ連携や業務プロセスの自動化を推進できる高可用性の連携基盤を実現できることが確認されました。

SIOS×JSOL×Asteria

 LifeKeeperは、システムの障害を監視し、稼動系サーバーに障害が発生した際に待機系サーバーに自動的に切り替えることで障害によるシステムのダウンタイムを短縮し、可用性を向上させることができる高可用性クラスタソフトウエアで、オンプレミスをはじめ仮想環境やクラウド環境で多く利用されています。
 ASTERIA Warpは、さまざまなシステムやサービス間のデータ連携を自動化する「ノーコード」のデータ連携ツールで、国内ナンバーワンのシェアを持ちます。企業内のみならず、外部とのシステム間連携のハブの役割を担うため、アプリケーションが停止するとシステム間連携は停止し、企業の業務が停止してしまう可能性があります。そのため、ASTERIA Warpはますます高い可用性が求められるようになっています。しかし、LifeKeeperには現状、ASTERIA Warp 専用のリカバリーキットが準備されておらず、利用者側でリカバリー用のスクリプトを開発するか、LifeKeeperの標準機能「QSP(Quick Service Protection)」でサービスに依存して簡易的に保護する必要がありました。
 この課題を解消するために、JSOLが主体となり、サイオステクノロジーとアステリアと共同でLifeKeeperを用いたASTERIA Warp のクラスター構成、すなわちLifeKeeperとASTERIA Warp が一つのシステムのように機能させる技術の検証を進めました。
 その結果、ASTERIA Warp を用いたシステム連携基盤にLifeKeeperを組み合わせた際に、万一、障害が発生した時にも業務を止めることなくシステムを継続できる仕組みを構築できることが確認できました。

LifeKeeper を利用したクラスター構成のイメージ/パブリッククラウドの特性に合わせて実装可能

LifeKeeper を利用したクラスター構成のイメージ/パブリッククラウドの特性に合わせて実装可能

ASTERIA Warp を利用したシステム間連携のイメージ

ASTERIA Warp を利用したシステム間連携のイメージ

 具体的には、LifeKeeperに含まれる任意のアプリケーションを保護するための機能「Generic ARK(Application Recovery Kit)」を使ってASTERIA Warp を制御するスクリプトを新たに開発し、LifeKeeperによるASTERIA Warp のクラスター構成を構築しました。このGeneric ARKで開発したスクリプトにより、ASTERIA Warp の起動・停止や状態監視、障害発生時のリカバリー、ライセンスファイルの切り替えなどの管理ができるようになります。これらの制御機能をLifeKeeperに組み込むことで、ASTERIA Warp の稼動系/待機系の制御が行えるかを検証しました。その結果、さまざまなシステム障害が発生しても、ASTERIA Warp が適切に保護され、速やかに待機系のシステムに切り替わることが確認でき、上記のQSPよりもより精度の高い制御を実現しています。
 これにより、従来よりも安心してシステム間のデータ連携や業務プロセスの自動化を進めていただける環境を提供できるようになります。

LifeKeeper×ASTERIA Warpのクラスター構成のイメージ

LifeKeeper×ASTERIA Warpのクラスター構成のイメージ

 今回得られたノウハウを基に、今後、SAPやBiz∫といった高い可用性が求められる他のシステムと、さまざまな周辺システムをつなぐ役割を担うASTERIA Warpを、より高い安心感をもってご利用いただけるようご提案してまいります。
 JSOLは、これからも変化を見通し課題の本質を見極め、サイオステクノロジーやアステリアなどパートナー企業と共に、お客さまの成長と発展の一助となるべく最適なソリューションをお届けします。

 なお、本件に関する検証報告書は以下に公開しています。本件に関するご質問やご相談がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 【資料ダウンロード】LifeKeeper × ASTERIA 技術検証報告書

エンドースメント

DXやクラウド活用が進む中で、データ連携の停止は企業の事業継続に直結するリスクとなります。今回の検証では、『ASTERIA Warp』が『LifeKeeper』で冗長化構成を組むことで、クラウドやオンプレミスを問わず高可用性を確保できることを確認しました。今後もJSOL様と協力し、DX時代にふさわしい“止まらないデータ連携基盤”の実現を通じて、お客様の安定運用と価値創出を支援してまいります。
アステリア株式会社 常務執行役員 熊谷 晋

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サイオステクノロジー株式会社

サイオステクノロジーは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウエアを活用したシステムインテグレーションを原点とし、自社開発ソフトウエアおよびSaaS製品の販売とサービスを行っています。直近では、クラウドをはじめDXの技術領域に注力し、次世代を支える新製品とサービスを提供しています。これからも革新的なソフトウエア技術を追求し、世界のIT産業に影響力のある存在となって価値を創造し、社会の発展に貢献してまいります。
詳細情報は、以下URLをご覧ください。

アステリア株式会社

アステリアは社会や企業を「つなぐ」エキスパートとして「ソフトウエアで世界をつなぐ」をコンセプトに、ヒト、モノ、オモイを「つなぐ」製品やサービスを提供するソフトウエア開発企業です。基幹製品のASTERIA Warpは、様々なシステムやクラウドのデータをノーコードで連携できる製品として、1万社を超える企業に導入されています。その他、デジタル収納アプリHandbook Xは、資料や動画、Webサイトなどあらゆる情報をアプリにまとめて管理できるクラウドサービス。モバイルアプリ作成ツールPlatioは誰でも簡単に自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービス。ノーコードAI/IoTプラットフォームGravioはノーコードで様々な場所にある多様なデータを集約、活用し情報の一元管理を可能とするノードコンピューティング基盤。これらの製品提供を通じて、DXや業務の効率化を推進しています。
詳細情報は、以下URLをご覧ください。

株式会社JSOL

本社:東京都千代田区、代表取締役社長:永井 健志

株式会社JSOLは、株式会社NTTデータと株式会社日本総合研究所が出資するシステムコンサルティング・ソリューションインテグレーターです。
2006年の設立以来、製造、流通サービス、金融、公共分野で培った豊富な業務ノウハウとシステム開発力、エンジニアリングサイエンス分野における先進的な解析技術に強みを持ち、お客さまの価値向上に貢献しています。

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