児童養護施設は、全国に約600施設あり、2歳から18歳の子どもたち約30,000人が生活しています。
18歳で施設を退所したあとは、頼るあてもなく独りで生きていかなければならない児童養護施設の子供たちのために、JSOLでは、ICTのノウハウを活用してICTを学ぶワークショップを開催したり、退所後も元気に力強く生きていけるようセルフケアのセミナー等を実施しています。

活動概要

NPO法人や社会福祉法人と連携し、以下のような活動に取組んでいます。
 

  1. ワークショップ(夏休み、春休みなどに実施)

    1. ICTワークショップ:ICTの最新動向や未来についての学び、プログラミング体験を通じてICTに触れて頂きます。

    2. セルフケアセミナー:より楽しく生きていくためのセルフケア(自己理解、ストレス対応等)について学びます。

  2. 古本等買取金額を寄付:社内や社員個人が不要となった古本・DVD等を売却して得られる資金をNPOの活動に役立ててもらっています。

  3. パソコンをプレゼント:社内で使わなくなったパソコンを整備し、子どもたちにプレゼントしています。

活動を始めた動機・背景

児童養護施設というと、一般的には親と死別した子どもが入所する場所と思いがちですが、入所理由の第1位は親からの虐待です。
児童虐待などで施設に入所する子どもは増加傾向にあり、そこで育った彼らが退所後に抱える問題はとても厳しく、施設やNPOだけでなく社会全体で彼らを支える必要があります。
児童虐待や少年犯罪がメディアで大きく取り上げられるのを見て、自分の小さな子どもを思い浮かべ、強い憤りと「子どもたちが元気に生きていけるよう、自分に何かできないか?」という思いを抱いた社員が始めた活動ですが、有志が集まりこの問題の解決に積極的に取り組んでいます。

子どもたちが抱える問題

  • 一番身近な大人である親から愛されず、大人に対して大きな不信感を抱えている

  • 身近に信頼できる大人がおらず、孤独感や孤立感を深める

  • 仕事・家事・家計などを自己管理することが難しい

  • 親のサポートが得られないため、家を借りるにも保証人を探すことが難しく、家賃の支払いも厳しい

活動実績(ワークショップ)

NPO法人や社会福祉法人と連携し、以下の活動に取組んでいます。
 

  1. 2017/08

    • ITの未来を知る・先端技術(ロボット、VR等)に触れ体験する・セルフケアセミナー

  2. 2018/08

    • ロボットプログラミング・視点を転換するワークショップ

  3. 2019/03

    • ロボットプログラミング・セルフケアセミナー

  4. 2019/08

    • ドローンプログラミング・セルフケアセミナー ※2020/4も実施予定でしたが、中止

ロボットプログラミング

ドローンプログラミング

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