株式会社JSOL(以下 JSOL)は、株式会社オカムラ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:中村 雅行、以下 オカムラ)に、業務効率化・自動化サービスである『JSOL SmartPRAS』を用いてRPA統合環境の構築を完了しました。並行してRPAシナリオ作成・拡充や本番業務での利用を進めており、2019年11月時点で88シナリオが本番業務で稼動し、入金引当業務、受注登録作業など、全国の99部門に大規模に展開しており、年間34,800時間の工数削減に寄与しています。JSOLは2019年12月31日にRPA統合環境の最新バージョンへの更新を行い、構築作業が完了する予定です。

背景・概要

 オカムラは「豊かな発想と確かな品質で、人が集う環境づくりを通して、社会に貢献する。」をミッションとして、オフィス環境事業、商環境事業、物流システム事業を通してトータル空間を提供している大手メーカーです。同社では自社内で働き方改革を推進する活動「WiL-BE」を積極的に展開しており、その施策の一つとしてRPAを活用した定型業務の効率化・自動化プロジェクトを全社的に推進しています。
 全社業務の効率化・自動化を進める際は、大規模利用に耐えられるRPA環境の提供と、全社展開を前提とした各種ルール整備が必要になります。JSOLは効率化・自動化知見を集約しOCR、BPM、AIを組み合わせたプラットフォームや自動化推進のためのコンサルティングサービスを統合した「JSOL SmartPRAS」を提供している点と、オカムラの基幹システムやインフラ環境構築に携わり、既存システムに精通している点が評価され、自動化推進パートナーとして選定されました。
 今回、より大規模利用に耐えられるよう、RPA製品のWinActorを、管理・統制製品であるWinDirector®やジョブ管理ツールであるJP1と連携させ、実行環境をAWSR(Amazon EC2)上に構築することにより、実行シナリオの統合管理とRPA実行端末増加への柔軟な対応が可能になりました。また、各ユーザー部門からの自動化ニーズに対して、適切な適否判断を行えるようにするために適用業務ガイドラインを制定し、さらに開発ルールや規約、テスト・本番化プロセスを規定した開発ガイドライン、シナリオや環境の保守・運用体制や対応フロー等を規定した運用ガイドラインを作成し展開しました。
 オカムラでは、本プロジェクトでの各ガイドラインで定めたルールを組織運用の中に組み込み、RPAシナリオの設計、開発、運用までの一連のプロセスを手順化しました。現在では、13台の本番ロボット端末が終日常時並行稼働し、業務品質を保ちながらRPAの運用を行っています。

システム構成図

システム構成図

 オカムラでは、今後、非定型作業の自動化やより高度な自律化を進めていき、業務自動化による働き方改革の実現を目指していく意向です。JSOLは、引き続きJSOL SmartPRASの関連サービスを提供し、オカムラの働き方改革を支援していきます。

JSOL SmartPRAS関連ソリューション詳細ページ

関連ニュースリリース

株式会社JSOL

(本社:東京都中央区、代表取締役社長:前川 雅俊)

JSOLは、ICTコンサルティングからシステム構築・運用までの一貫したサービスで、お客さまのより幅広いニーズにお応えできるICTサービスコーディネーターです。
2009年1月、NTTデータ、三井住友フィナンシャルグループ、日本総合研究所との業務・資本提携により、社名を株式会社JSOLに変更するとともに、NTTデータグループおよびSMBCグループの一員として、お客さまのビジネスに貢献できるICTソリューションの提供に取り組んでいます。

  • JSOL SmartPRASは、株式会社JSOLの商標です。

  • Amazon Web Services、『Powered by Amazon Web Services』ロゴ、[およびかかる資料で使用されるその他の AWS 商標] は、米国および/またはその他の諸国における、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。

  • WinDirectorは株式会社NTTデータの登録商標です。

  • WinactorはNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。

  • 本リリースに記載されている内容は予告無く変更することがあります。

  • 本リリースに記載されている製品名、会社名は各社の商標または登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社JSOL
一般のお客さま
株式会社JSOL 法人事業本部 中村 翼
TEL:03-5859-6001

報道関係者さま
株式会社JSOL 経営企画本部 新開
TEL:090-4847-3065