-
物流や業務に関するITノウハウの提供
-
食や物流に関わる企業のご紹介やマッチングの支援

災害大国・日本では、企業や行政が防災備蓄品を常備することが一般化しています。しかし、食品・保存水・ヘルメットなど物品ごとに消費期限や耐用年数が異なり、その管理は担当者によるExcel作業に依存しているケースが大半です。期限を迎えた備蓄品の多くは廃棄処分となり、フードロスや廃棄コストが慢性的な課題となっています。一方で寄付を希望する企業も増えているものの、信頼できる寄付先の選定や調整の難しさがネックとなり、せっかくの善意が活かしきれていないのが実情でした。
当社の取り組み
JSOLはこうした構造的な課題に対し、ITの力で「購入→管理→寄付」のプロセスを一気通貫で循環させる仕組みとして、Musute®を開発しました。クラウド上で防災備蓄品を一元登録・管理し、期限が近づくと自動アラートが発信されます。そして寄付を希望する企業と、食料を必要とするフードバンク・子ども食堂・福祉施設などをシステムが自動マッチング。寄付証明書の出力まで対応することで、担当者の業務負荷を大幅に削減します。
川崎汽船株式会社への導入では、約800名分の備蓄品を廃棄ゼロで寄付につなげることに成功。担当者が「廃棄を想定していたものも含め、ほぼ全ての備蓄品を必要な場所に届けられた」と語るとおり、社内外での高い評価を得ています。この取り組みは"K" LINE GROUP 環境アワードの優秀賞に選定されたほか、2024年度グッドデザイン賞の受賞にもつながりました。
JSOLは、食品・消費財業界や流通・物流分野での豊富なシステム導入実績を活かし、現場の実態に即した課題解決を提案しています。備蓄品管理というこれまでITの光が当たりにくかった領域においても、DXによる効率化と社会貢献を同時に実現できることを示しています。
社会への視点
JSOLは、社会課題解決につながる新規事業に力を入れており、その中で培った事業創造のノウハウおよび社会デザインの発想で事業を推進しています。今後、このような物流モデル構築と併せて、検証するためのプロトタイプの準備や業務効率化を実現するシステムを検討し、子どもから高齢者まですべての人の明るい未来へつながる食支援の仕組みの構築に取り組んでいきます。また、食べ物を届けると同時に、食品ロスを削減し、豊かな生活や幸せな社会を実現するシステムを社会に提供していきます。そして、自社のみで実現できないことを、さまざまな企業や地域、関係者と共創して、JSOLの強みであるITやDXという観点で社会的に価値のあるサステナブルな事業や取り組みを進めます。
